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シリーズ Ⅱ 柳田国男に学ぶ ⑥ 続 出雲神魂神社の「カモス」について

出雲の神魂神社を「カモス」と呼ぶことについての柳田の指摘を紹介しましたが、その続編です。

昭和27年の初め、神魂神社の社殿が国宝に決定される前後のことです。

大森義憲の沖縄調査によってわかったと述べていることを受けて、調べてみました。

大森の沖縄調査は昭和9年で、その時の採集ノートや日記を柳田の求めに応じて提出したのが昭和26年のこ

ととされています。

柳田が新発見と言いますが、「カムス」と「神魂(カモス)」を結びつけたことが発見であったわけです。

成城大学民俗学研究所の『諸国叢書』第13輯の「大森資料 先島採集」から引用します。

「カムズ

一週間昼夜こもる。こもり御願と言ってゐる。一年に二回やってゐる。乗瀬御嶽 家から御馳走を持って行

く。女に限る。円を描いて中にウフツカサが居り踊る。草のカムズバキの草(から味のある草)を頭にかぶり踊

る。

こもり御願がすんで御嶽を巡る時 ウルウルと言って先ばらいが警戒してその後から神人が来る。狩俣には高

天原といふ地名の處があるといふ。スドウクンのカム(立ちふさがってゐたものがのくといふ神) 断食が原則

この神に見つかったら死ぬ(略)

カムズオリとカムズアガリ

七日こもるとカムズオリ(神子降り)があり天候が悪くなってくる。又七日行ってこもるとカムズアガリとな

る。(略)」

このノート欄外上部にある柳田の朱の書き込みに

「出雲デ「カモス」の社 神魂トカク」とあり、「△」符号がつけられている。

 

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