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シリーズⅠ/柳田国男を尋ねる⑩ 谷中墓地フィールドワーク

常民大学合同研究会二日目。

谷中墓地から上野図書館(現 国際子ども図書館)までの柳田ゆかりの場所を、鎌倉の松尾さんの案内で歩きました。

鎌倉の方たちは、何度か訪れていたのですが、私は初めて。

柳田がかわいがっていた甥の矢田部雄吉の墓と、柳田が漢文で書いた碑文を見たいと前から思っていたのですが、ようやく実現しました。

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矢田部雄吉の墓。父(良吉)を早くに亡くしていたこともあって、柳田は父親代わりになってかわいがり、柳田の先祖の地を訪ねる「柳田採訪」にまで連れ歩くほどであった。柔道の練習中に急性腹膜炎を起こし若くして亡くなる。つい数日前、生まれたばかりの柳田の長女三穂のお祝いに顔をだしてくれたばかりなのにと、柳田は悲嘆にくれたという。

 

 

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柳田が書いた漢文の碑文。